偏差値の見方と限界
偏差値は模試ごとに基準が違います。何を表す数字か、どこまで信じるかを整理します。
偏差値は、その模試を受けた集団の中での位置を表す数字です。集団が変われば数字も変わります。
模試ごとに基準が違う
中学受験の模試は複数あります。受験する層が違うため、同じ学校でも偏差値が変わります。
難関校を目指す層が多く受ける模試では、全体の偏差値は低めに出ます。幅広い層が受ける模試では、高めに出ます。
違う模試の偏差値を並べて比べても意味がありません。 同じ模試の中で、前回からどう動いたかを見ます。
偏差値が表していないこと
- 学校の教育の質
- 子どもに合うかどうか
- 6年後の進路
偏差値は「入りにくさ」の目安であって、学校の良し悪しではありません。
当サイトが模試の偏差値を載せない理由
中学受験の偏差値は、模試の会社が自社の試験結果から作ったものです。一覧を写して載せると、その会社の権利に触れます。
代わりに、当サイトでは学校が自ら公表している数字を並べています。
- 志願者数・受験者数・合格者数
- 実質倍率(受験者 ÷ 合格者)
- 合格者の最低点と満点
根拠の数を必ず添えて出しています。 学校が公表していない合計を、当サイトで作ることはしません。
倍率の見方
倍率が高い学校が難しい、とは限りません。
たとえば、日本でもっとも難しいとされる学校の実質倍率が2倍台であることもあります。受ける層が絞られているためです。
倍率は「何人に1人が受かるか」を表すだけで、難しさとは別のものです。
何を見て決めるか
学力の目安は、次の順で見ると現実的です。
- 模試の判定(同じ模試の中で、複数回の平均)
- 過去問の得点と、合格者の最低点との差
- 学校が公表している入試結果
過去問の点がいちばん確かです。 その学校の問題で何点取れるかが、いちばん直接の指標になります。
この記事は当サイトが書いたものです。学校ごとの入試の決まりは学校が公表しているものが正しいので、出願の前に必ず公式サイトでお確かめください。